放送作家の仕事 PR

放送作家の役割とは?【ラジオ編】

放送作家の役割とは?【ラジオ編】
放送作家の役割とは?【ラジオ編】

基本的に15年以上はラジオの仕事をしてきたので、
ラジオに関してはタップリ経験を書くことができます。

ラジオといっても地上波(いわゆる電波を受信して聞けるAM・FMラジオ)だけでなく
インターネットで聞けるネットラジオ番組もたくさんあります。

AM・FMラジオは、その地域で聞ける局は数えられる程しかありませんが、
(今はradikoのエリアフリー機能もありますが)

ネットラジオだと、その数は無限です。

地上波の局が独自にネット配信していたり、
コミュニティFM局はサイマル放送で全国どこでも聞けたり
アニメ系だと「音泉」「響」などのプラットフォームがあったり、
ゲームを作っている企業が独自にWEBサイトを立ち上げ
ラジオを配信していたりと、探せばキリがない程あります。

今はほとんどの放送作家が、地上波、ネットラジオ関係なく仕事をしているかと思います。

ラジオでの放送作家の役割とは?

ラジオの放送作家の役割は、基本的には以下になります。

1.番組構成を考え企画書を作る
2.コーナーを考える
3.台本書き
4.メール仕分け
5.収録(生放送)の打ち合わせ
6.収録(生放送)の立ち会い、指示出し

番組構成を考え企画書を作る

ディレクターと一緒に考えて構成案を作成したり、
もともとディレクターの持っているアイデアを膨らませたりします。
他にもラジオ局が改編期前や特番前に番組案を募集する場合もあるので、
自分一人で構成案を考え、企画書を提出する場合があります。

ここまではタダの案なので、まだ番組として成立していません。
ここから偉い人のOKがないと番組作りはできません。
シビアな話をすると、企画が通らないと、
「ノーマネーでフィニッシュです(死語?)」になります。

他にも最初からパーソナリティや大まなか内容は決まっていて、
放送開始することが決まっている番組に呼ばれることがあります。

ディレクターやプロデューサーが「放送作家はあいつにしよう」と決めて
放送作家に連絡が来ることになります。
それだけ人脈やコネが必要な世界ともいえます。

ボクの場合は、この段階から参加することが多いです。
ある程度の方向性が決まっているので、
ここからディレクターやと一緒に番組を肉付けしていきます。

コーナーを考える

ラジオを良く聞いている方なら知っているかと思いますが。
ラジオはコーナーが命です。

お笑い芸人でもフリートークだけでは1時間も2時間も持ちません。
リスナーからメールをもらい、それをキッカケにトークを広げる必要があります。

そのためリスナーが盛り上がり、なおかつメールが書きやすく、
パーソナリティの個性や、面白い話を引き出せるようなコーナーを考えなければいけません。

もちろんジャンルが違えば、コーナーも変わります。
アイドル、声優、役者、シンガー・・・などなど
パーソナリティに合わせたコーナーを作る必要があります。

【小ネタ】
例えばアイドルの番組だと一言何か言わせたり、
無茶振りしてあたふたさせたり、可愛さを引き出すようなコーナー作りになります。
芸人さんの番組には「ハガキ職人」と呼ばれる、
ネタをたくさん書いてくれる常連投稿者が不可欠です。
芸人さんの番組には「ハガキ職人」が競い合う大喜利コーナーが多いです。

台本書き

放送作家の役割とは?【ラジオ編】

ディレクターと番組の方向性やコーナーの内容を詰めたら台本を書きます。

地上波ラジオで生放送の場合だと曲やCMが入ったり、
時間厳守のステーションブレイク(いわゆるステブレ)があるので、
ディレクターは「キューシート」という曲やCMの時間が入ったタイムテーブルを書きます。

その「キューシート」基づき、放送作家は台本を作成します。

収録放送の場合だと「キューシート」がないので、すぐに台本を書き始めることになります。
(ないということではなく、収録の場合だと、ディレクターが編集した後に作る)
これはいろんな現場やディレクターによって異なります。

台本の書き方も、番組内容やパーソナリティによって変わります。
話が上手な芸人さんだったら、番組の流れだけ書いたり、
ラジオが初めてのパーソナリティだったら、
「挨拶、オープニングトークから最後まで細かく書き込む」など、状況によって変わります。

メール仕分け

コーナーで募集したリスナーからのメールを仕分け、
パーソナリティに読んでもらうメールを選びます。

リスナーの文章が間違っていたり、
そのまま読むと読みづらかったり、長かったりするとリライトする必要があります。

このリライトの作業もラジオの放送作家として重要な作業にもなります。

【小ネタ】
もちろん番組内で紹介するメールをご自身で選ぶパーソナリティもいますし、
すべてのメールに目を通す方もいらっしゃいます。
とはいえ、パーソナリティに渡す前に
リライトとある程度仕分けするのは放送作家の仕事です。

収録(生放送)の打ち合わせ

放送作家の役割とは?【ラジオ編】

収録前(生放送の場合は放送前)に
ディレクターとパーソナリティ、その他スタッフを含め打ち合わせをします。

番組の流れや、どんな話をするか、提供クレジットの確認、
番組で紹介するメールなど、放送直前まで打ち合わせをします。

ゲストがいる時は、ゲストに対して番組の説明や
出演していただくパートについて説明します。

【小ネタ】
ディレクターによっては、打ち合わせの説明を
ほとんど放送作家に投げっぱなしの現場もあります。
その場合は率先して、パーソナリティと内容を確認する必要があります。
ボクとして現場の責任者はディレクターなので、
ディレクターがしっかり打ち合わせもやって欲しいのが本音ですが・・・

収録中(生放送)の立ち会い、指示出し

ラジオとテレビの現場が決定的に違うのは、
生放送中(収録中)にパーソナリティと一緒にブースに入ることです。

テレビの場合だと、スタジオにいるディレクターは「フロアディレクター」と言われますが、
ラジオの場合だと放送作家が担当します。

話のネタを指示したり、コーナーへいくのを指示したり、間違いの訂正をしたり、
読むメールを選んで、パーソナリティに渡したりと、やることがたくさんあります。

他にも緊張をほぐすため放送前にたわいもない話をしたり、
放送中はトークを盛り上げるために大げさに相槌をうったします。

もちろんディレクターから、トークバックといって
ヘッドホンを通してパーソナリティに直接指示がいくことがあります。

まとめ

放送局や収録現場、ディレクターによってやり方が異なる場合もあります。
とはいえ、ラジオ現場の放送作家の役割は、だいたい以上になるかと思います。

結構たくさんあるかと思いましたか?

2時間、3時間といった生放送の番組を担当すると、
放送中はパーソナリティと同じくテンションも上がりっぱなしです。
放送が終わった後は、やりきった感と疲労感でぐったりします。

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