正月にブックオフをぷらぷらしていたら、面白い本を見つけたので、紹介します。
印南敦史 (著)「音楽系で行こう !」です!
このサイトは「放送作家になるには?」をテーマにしていますが、
この本では「音楽ライターになる方法」について詳しく書いてあります。
見開き2ページで1テーマになっていてめっちゃ読みやすいです。
「音楽ライターの原稿料は安い!」
とぶっちゃけ、さらに目安のギャラも提示したり、
印南敦史さんが、音楽ライターになったキッカケやどんな風になったか?・・・などなど、
赤裸々に書かれていて面白かったです。
ボクが放送作家として活動するのに共通する部分も多いですね。
ボクらはただのフリーランスなんです。
仕事がなくなると収入がなくなってしまうんですね・・・
20年程前の本なので、ちょっと古い情報かもしれませんが、
メディア業界で活躍するための心構えやメソッドは変わってないと思います。
このサイトは「放送作家を目指す人」に向けて書いていますが、
「音楽ライターを目指す人」には、一度読んでみてもらいたい本です!
決して損はありません!
あっ、もちろん「放送作家を目指す人」が読んでもタメになるし、面白い本ですよ。
印南敦史さんとは?
印南敦史(いんなみあつし)さんは最近のプロフィールを見ると
「作家、書評家、ライター、編集者」となっています。
2016年に出版した『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』といった本もヒットしているようで、
音楽ライターを入り口としてこの業界に入り、いろんな著作活動を広げているようです。
桜木町「コレットマーレ」の紀伊国屋書店、『遅読家のための読書術』を平積みしてくださっていました。感謝です! pic.twitter.com/Y5UeTLWx90
— 印南敦史 (@innamix) 2016年7月31日
キッカケは音楽ライターとして、仕事を広げる。羨ましいですね、ボクも参考にしたいです。
放送作家は雑誌に助けられる
この「音楽系で行こう」では、音楽ライターになった経歴や仕事の仕方、
さらには貧乏生活などが書かれていますが、
タワーレコードのフリーペーパー「bounce」のことをめっちゃ褒めてました。
販促媒体しての理想を凝縮したの「bounce」
だと書かれています。
実はボクも「bounce」には随分と助けられたものです。
昔、放送作家駆け出しの頃に洋楽のラジオ番組をやっていたんですが、
普段は洋楽も聞かないし、まったく興味がないジャンルでした。
新人の頃のボクはどんなジャンルでも仕事を受けてたので、
番組のコーナーを考えたり、台本を書くのにものすごく苦労しました。
特に洋楽のニューアルバムの紹介文を書くのが苦行だった。
ぜんぜん、興味がないことを書くのは本当にしんどいものです・・・
音楽ライターさんは、本当に尊敬しますね。
苦手だからといっても、仕事なので、とにかく書かなきゃいけません。
そんな時のコーナーのネタ探しや台本書きに活用するのが
「大宅文庫」や「雑誌」だったりします。
https://hoso-sakka.com/blog/ooya_bunko/
その時の洋楽系のネタ探しに使った雑誌は、
タワーレコードのフリーペーパー「bounce」でした。
他に洋楽番組で買っていたのは「rockin’on」「CDジャーナル」「snoozer」
といった雑誌です。ちなみに「snoozer」はすでに休刊していました。残念ですね。
かなりマニアックな音楽情報が載っていた気がします。
他の雑誌は有料ですが「bounce」なんていったって無料です。本当に助かります。
毎月タワレコにいって「bounce」をもらって、
店内を一周してネタ探しをするというのがルーティーンになっていました。
以前にも書きましたが、
放送作家は足で稼ぐ!!
というのは本当です。
まとめ
番組作りには雑誌を参考に!
今では雑誌はネットで買えて、デジタル書籍でパソコンですぐに見れたりするので便利です。あまり足で稼がなくても良くなったかもしれません。
放送作家になるための技術やセンスを磨くなら、高いお金を出してスクールに通うより過去に放送されたラジオ「松本人志の放送室」を聴けば無料で勉強できます。
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