今、世間でイチバン有名な放送作家は「鈴木おさむ」さんでしょうか?
他にもくまモンのプロデューサーや「おくりびと」の脚本家「小山薫堂」さん、
ダウンタウンの同級生でほとんどの番組に関わっている「高須光聖」さんなど、
あげればキリがないくらい、放送作家として名の知れた方々達がいます。
それほど放送作家の仕事が世間に浸透したからかもしれません。
すこし遡ると放送作家から作詞家、プロデューサーに転身した「秋元康」さんや
もうすこし昔になると「大橋巨泉」さん、「永六輔」さんなどがいらっしゃいます。
これらの方は放送作家の肩書がありますが(過去にはあった)、
基本的に自分たちもメディアに露出し、
テレビのコメンテーターやラジオのパーソナリティと
放送作家の枠を超えてご活躍されています。
いろいろな放送作家がいらっしゃるかと思いますが、
この方たちは超メジャー級の放送作家さん達です。
まぁ、ボクも会ったことないですし・・・
基本的にボクがやっている仕事は、
自分の名前がメディアに出るような華やかな仕事ではありません。
(もちろんテレビだと、最後にテロップに出る場合もあります)
それでも自分の考えた企画や台本が番組になるのは、嬉しいものですし、
夢のある職業であることは間違いないです。
放送作家とは何をする仕事なのか?
ボクが15年以上やってきて端的に答えるとすれば
基本的にはディレクターと番組の構成を考えて、台本を書く仕事
でしょうか。
テレビの場合は、ディレクターは何人もいますし、
リサーチャーといった調べること専門のスタッフもいます。
放送作家も何人も参加しているので、大人数での打ち合わせをこなして
自分の当番週に台本を書いたりします。
ボクが主に仕事をしているラジオの場合は、
基本的にディレクター1人、そして放送作家1人のマンツーマンで、
番組を企画、コーナーを考え、構成して、台本を仕上げることになります。
放送作家の毎日は?
最初に書いた超メジャー級の放送作家さんは、
メディアに露出したり、何かをプロデュースしたりと様々な仕事もこなしていると思います。
とはいえ、ボクも含めほとんどの放送作家は
番組の打ち合わせで採用されるようなネタや企画、コーナーを考え、
日々台本を作成する毎日です。
そんな放送作家の日常を一言で表現すると
毎日、追い詰められた宿題を抱えた学生
とでもいっておきましょう。
日々淡々と宿題を抱えて、面白いネタを出し続けなけらばなりません。
そのための努力や作業はやはり必要となります。
他にも突然ディレクターや先輩作家さんから電話があって、
ぜんぜん関係ないようなネタ出しを頼まれたり、リサーチを頼まれたり・・・
他にも改編期や特番の時期になれば、
付き合いのあるディレクターから企画書を書くように頼まれたと、
お金になるのか分からないような作業も多々あります。
企画書の採用率といったらボクの経験上、
1/100ぐらいなんじゃないでしょうか。
(メジャー級の方々はもちろん違うかもしれませんが)
ここまで書いてきたことは放送作家の仕事といって良いでしょうが、
イレギュラーなこともたくさんあります。
新人の頃には打ち合わせの時に
「お茶を汲んできて?」
「コピー取ってきて?」
・・・などなど、
「こんなことをするために放送作家になったんじゃない!」っと腹の中では思っていたとしても、淡々とただの雑用もこなさなければなりません。
他にも現場によっては(ボクはこういった雰囲気の現場はキライです)
「なんか面白ことやってよ」
「ヤバいやつ知り合いにいない?」
といった無理難題をふっかけられることもあります。
まとめ
放送作家はただの肩書であって、
ディレクターからの無理難題に答える”何でも屋”
それが放送作家の仕事だと思います。
もちろん番組作りには、視聴者がいて、楽しませることが基本ですよ!
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