読書レビュー PR

青春時代を取り戻せ!▼大槻ケンヂ(著)「FOK46 突如40代でギター弾き語りを始めたらばの記」で学んだ雑学

FOK46 突如40代でギター弾き語りを始めたらばの記

 

「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」

 

北野たけし監督の映画『キッズ・リターン』の有名なセリフ、
この本でも、どこかで引用されていました。

大槻ケンヂさんが40歳になって突然、アコースティックギターをはじめ、
その顛末を書いた私小説的エッセイ。

「筋肉少女帯」「特撮」でボーカリストを務めるもちろん有名な方である。

イチバン驚いたのは40歳まで楽器できないどころか、
譜面も読めなかったということだ。

これまで世の中に発表された曲に
「大槻ケンヂ」さんの名前は作詞、作曲としてクレジットされているし、
ミュージシャンは誰でも譜面は読めるものだと勝手な先入観があった。

それも「武道館」でライブができるようなトップミュージシャンなのに・・・である。

そこがこの本の面白い所。

FOK46はなんぞや?

音楽だけでも食っていける一流ミュージシャン「大槻ケンヂ」さんが、
40歳からアコギをはじめ、習い、歌い、ツアーをはじめる。
そしてアコギをキッカケに挫折、夢、希望がティーンエイジの青春時代のように巻き起こる。

この本のタイトルにもなっている『FOK46』は「フォークオーケン46」の意味。
46は46歳からギターの弾き語りを始めたソロツアーのタイトルなんだそうだ。

僕もアラフィフ世代ですが

40歳になっても青春ははじまる。
なんだって始められる。
そして青春小説にもなる。

そんなことを感じさせられる本だ。

ホルモン屋の「ガツ」はギターのガットが語源

ホルモン屋の「ガツ」はギターのガットが語源!?

話の面白さは本を読んでいただいて、
後半部分では読んだ本の中ではじめて知った「雑学」を
自分の備忘録も兼ねて書きたいと思います。

この著書『FOK46』のP37にこんな文章がでてくる。

略称ガット。ガットとは羊などの腸のこと。
昔は動物の腸で弦を作っていた。
焼き肉店の「ガツ」もガットが語源との説も。

ギターの種類はざっと三種類ある。
・エレキギター
・アコースティックギター
・クラシックギター

エレキもアコギも「スティールの弦」が張ってあるそうだ。

一方のクラシックギターは「ナイロン製の弦」を張り、
そのギターのことを「ガットギター」と呼んでいる。

英語で「gut(ガット)」とは「内臓」意味である。

その複数形が「guts(ガツ)」
これが焼肉屋やホルモン屋で「ガツ」と呼ばれるようになった語源なのだろう。

ちなみに英語で「内蔵」とい意味だが、
日本で【ガツ】といえば「豚の胃袋」を指し、牛の胃袋は【ミノ】と呼ぶ。

今日の雑学まとめ

ガツの語源はガットギターと一緒の「ガット(gut)」の複数系
「ガツ(guts)」から来ている

 

そして遺残、ラジオのゲストに来てくれたバンドマンから聞いたんですが、
ギターのことを「竿(サオ)」と呼ぶんだとか。

リハーサルをしている時に

『「サオ」持ってきて!』

っていう風に使うそうです。
テレビ、ラジオにもたくさんの業界用語がありますが、
音楽業界にもたくさんの専門用語があるようです。

そして最後に疑問が1つ。「エレキギター」の略称は「エレキ」、
「アコースティックギター」は「アコギ」というのに
「クラシックギター」は何て略すのでしょうか?

誰か知っている方、教えてください。

(追記)
角川文庫より2017年の2月に大槻ケンヂさんの
「いつか春の日のどっかの町へ」という文庫が出版されていますが、
「FOK46 突如40代でギター弾き語りを始めたらばの記」と同じ内容です。
文庫化される時にタイトルだけ変わったようです。
僕は間違って買っちゃったので、皆さん気をつけてください。

【放送作家の技術を学べる”無料”の教材】

放送作家になるための技術やセンスを磨くなら、高いお金を出してスクールに通うより過去に放送されたラジオ「松本人志の放送室」を聴けば無料で勉強できます。

「放送室」はAmazonオーディブルで聴けます。登録から30日間は無料です。

オススメするポイントは↓

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


無料で放送作家のスキルを学ぶなら>>
今すぐ見る
放送作家スキルを無料で学ぶ>>
今すぐ見る