私は25歳から放送作家を目指し、27歳くらいから放送作家としての仕事をもらえるようになりました。
私の場合は、少し遅いスタートでしたが、若い人であれば、若いうちに「放送作家を目指した方が、チャンスは多くある」と思います。
今回はどうやって放送作家になる方法について、私がどうやって放送作家になったのかを解説していきまます。
放送作家になる方法は?自分が放送作家を名乗った時点から
放送作家は誰にでもなれます。その方法は・・・
『今から俺は放送作家だ!』
っと思った瞬間から、あなたは放送作家です!!
まるで詐欺のような答えですが、小説家も「自分は小説家だ!」と思えば、その時点から小説家です。
お笑い芸人も一緒だと思います。誰かとコンビを組んで『俺は芸人だ!相方と一緒に売れるてやる!』と思えば立派なお笑いコンビになります。
ただ、それでお金を稼げるかは別です。小説、芸人、放送作家も同じですが、需要がなければ、別のことでお金を稼がなければなりません。
放送作家はただのフリーランス、個人事業主です。
例え放送作家の事務所に所属したとしても、自分への仕事がなかったり、需要がなけれ収入は「ゼロ」
厳しい世界だということは覚悟したほうが良いかもしれません。
忙しい時はお金を稼げますが、一瞬で仕事がなくなることがあります。本当に収入が安定しません。
もちろん私と違い、売れっ子の放送作家さんは、違うと思いますよ!
放送作家になるにはコネを作る!放送作家になれるパターン
私は20年以上、この業界にいて、いろんな放送作家さんに会いました。
出会った方と話をしたり、業界の誰かから聞いた話をまとめると、放送作家になるパターンは、だいたい以下の【7つ】に分類されます。
基本的には番組プロデューサー、ディレクターとコネクションを作るのが、放送作家になるイチバンの近道です。
①放送作家のスクールに通う
今では「放送作家コース」がある、専門学校がたくさん増えました。
他にも放送作家の事務所や、吉本興業やワタナベエンターテインメントといったプロダクションが行っている「放送作家スクール」などもあります。
こういった「放送作家」のスクールに通うのも一つの手です。
とはいえ技術を磨くのではなく、授業の講師に来た先生がディレクターだったり、放送作家だった場合、コネクションを作ることが重要です。
また、学校によってはスタッフが足りない場合など、番組に斡旋してくれる可能性もあります。
何かしら番組関係者と知り合いになるのを目的にして、学校には通ったほう良いと思います。
②有名な放送作家の弟子になる
テレビやラジオの現場で出待ちをし、有名な放送作家が帰るところを直談判して弟子にして貰う人もいます。
なかなか勇気が必要かと思いますが、話のネタにもなるし、面白がってくれる有名な放送作家さんもいらっしゃるかと思います。
ただし、最初はその人の下働として、ほぼ無償で働くことになるかと思います。
とにかく放送作家はネタ出しに追われています。面白い奴と思われることができれば、何かしら仕事をふってくれる可能性もあります。
③ラジオのハガキ職人から放送作家になる
ラジオ番組ではハガキやメールが重要です。リスナーからのハガキやメールがないと番組が成立しません。
ラジオ番組でパーソナリティにハガキ職人として認められ、番組に呼ばれて、お手伝いをしているうちに「放送作家」になっていた。
・・・というのが、羨ましい黄金パターンでもあります。
④芸人の座付き作家になる
もともと芸人の友達だった人が、芸人さんに誘われて「放送作家」になるパターンです。なんとも羨ましい境遇です。
なんでも話せる間柄から、その芸人さんの「座付き作家」として活動、芸人さんの人気が上がれ上がるほど、自分のコネクションも出来て仕事も増えていきます。
⑤芸人をやめて放送作家へ転身
芸人をやめて裏方として働く方も多くいらっしゃいます。その裏方のひとつとして「放送作家」があります。
すでに業界にたくさん知り合いがいてコネもあるので、スムーズに放送作家として仕事をされる方もいらっしゃいます。
⑥リサーチャーから放送作家になる
リサーチャーから「放送作家」になるパターンもあります。もしくは、もともと放送作家の下働きとして「リサーチャー」をしている場合もあります。
「リサーチャー」とは、番組のコンセプトにあったお店やロケ場所を探したり、取材できる人を探してくる仕事です。リサーチした企画案を作成して、番組の会議に提出します。
ディレクターから「こいつ面白いアイデアや企画をだすな」と思われれば、「放送作家」としての仕事が来ることが、稀にあります。
⑦ディレクターやADから放送作家になる
ディレクターやADとして番組にに関わっていた人が、「放送作家」に転身することもあります。
ディレクターだと演出家としての仕事が面白いので、ADから「放送作家」になる人の方が多いと思います。
予算が少なく放送作家を使えない現場(多くはラジオやケーブルテレビなど)は、ディレクターが台本を書くので、放送作家の仕事を兼ねることはよくあります。
ある意味、ディレクターは放送作家の役割もできるといっても良いでしょう。
私が放送作家になったキッカケ
最後に私が放送作家になれたキッカケを書いておきます。私が放送作家になったパターンは「①放送作家のスクールに通う」です。
スクールに通うのも1つのコネの作り方です。ある放送作家のスクールに通っていたのですが、そこで講師をされていた先輩作家さん声をかけていただき、拾っていただきました。
これがあるので、スクールに通うっていうのも、あながち間違いではないと思います。
ただ・・・高額なスクールに1年も通う必要はないと思います。
働きながらでも、通えるようなところもたくさんあります。
スクールに通うことは、講師として来てくれる「先輩放送作家」や「ディレクター」などと
コネを作るキッカケを手に入れるだけです。
それ以外のコトはほとんど役に立ちません。
結局、放送作家としての仕事を覚えるのはテレビやラジオの現場に出てからだと思ってください。いろんな現場で揉まれて、やっと一人前になれるのだと思います。
また放送作家の技術やセンスを身に付ける方法として、過去に放送されたラジオ「松本人志の放送室」を聞くのをオススメしています。
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まとめ
放送作家になるには色々なパターンがりますが、結論、何がイチバン必要かと言うと・・・
コネです
番組関係者とコネクションができれば、放送作家としての仕事ができます。結局、このコネを作るのがイチバン難しいのですが・・・
以上にあげたパターが、私がこれまで見てきた業界とのコネクションの作り方です。もちろん他の方法もあるかもしれません。
せっかく、このブログを見てくれたのですから、質問があればコメント欄に記入してください。答えられる範囲で回答します!
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