フリーランスは大変です。改めて竹熊健太郎 さんの著書「フリーランス、40歳の壁」を読んでそう思います。
ボクは社会人を5年経験してから、放送作家としてフリーランスの道を選びました。ボクも同じように40歳の壁を感じています。
ブロガーも、アフィリエイターも、フリーランスという定義では一緒です。ブロガーもアフィリエイターも、ただのフリーランスです。※会社を作って、組織的にやられている方は違うかもしれません。
最近ではアフィリエイトやブログの記事を書いているので、よくブロガー界隈の情報をみているので分かりますが
「ブロガーになる!」
「アフィリエイターになる!」
と簡単に思う人が多いようです。
放送作家もそうですが、フリーランスは、ある時から「来月から全く仕事がない!」という経験がよくあります。
ブロガー、アフィリエイターも、googleの検索エンジンのアップデートにより、一瞬でアクセス数が激減し、収入が全くなくなることがあります。
文章を書くフリーランスはもちろんですが、会社をやめてブロガー、アフィリエイターを目指している人に一度「フリーランス、40歳の壁」を読むと、とても参考になる話がいっぱいあります。
でも、逆にブロガー、アフィリエイターなら40歳の壁を感じずに、戦える職業なのかもしれないと感じました。
この本は以下の2点の方にとても役立つ本です。
- 現在フリーランスの方が、40歳、50歳を迎える先の戦い方を学ぶ
- 会社をやめてフリーランスとして活動したい方が、フリーランスの厳しさを学ぶ
すべてのフリーランスの方に一度読んでもらいたい本です。
放送作家として「フリーランスの40歳の壁とは何か?」
ボクは放送作家なので、立派な自由業。フリーランスです。放送作家からの視点から、まず40歳の壁について考えます。
著書の竹熊健太郎さんは、フリーでライターや編集をされている方です。「サルまん(サルでも描けるまんが教室)」を書かれた方と言ったら、よく分かる方もいらっしゃるかもしれませんね。
「フリーランス、40歳の壁」の著書の中で、フリーランスの厳しさについて以下のように書かれています。
なぜ40歳か。それは私のように大学も行かず、就職もせず、20代でフリーになった人や、会社に勤めてから30代の比較的早い時期にフリーの表現者になった人にとっては、40歳を堺にして、なぜか仕事が減って、生活に行き詰まってしまう人が多いからです。
「フリーランス、40歳の壁」P7
年齢を重ねるとフリーランスは使いづらくなる
ボクは今年(2018年)で、ちょうど40歳を超えました。私も40歳になる直前に仕事が激減しました。
「フリーランス、40歳の壁」にも書かれていますが、回りの年齢が年下ばかりになるということがイチバンの原因です。
放送作家の場合は、ディレクターやプロデューサーの指示によって企画を考えたり、台本を書きます。テレビやラジオ番組の現場責任者はディレクターです。
ディレクターよりも年上になってしまうと、ディレクターがなかなか指示が出しづらくなります。またダメ出し、企画のボツなど、も言いにくいでしょう。
20歳ぐらいのディレクターが、40歳の人に命令するのはしんどいのです。
年齢を重ねると放送作家の仕事が少なくなってくるのは、当然のことなのです。
放送作家が40歳を超えると、番組をプロデュースする側に回ったり、本当に作家として、ドラマの脚本や小説を書くような仕事しかなくなってきてしまうのです。
もちろん売れっ子の放送作家は違いますよ。ボクみたいな名前も売れていない放送作家の話にはなります。
ブロガー、アフィリエイターの視点から考える「40歳の壁」
ボクは最近はアフィリエイトやブログの記事を書いています。この【ほブログ】もその一つです。先程もあげましたが、40歳を迎えるにあたり、放送作家としての仕事が減ってきたからです。
放送作家は人に使われる仕事です。頼みづらい人になると、とたんに仕事がなくなります。
ブロガー、アフィリエイターは自分で仕事を生み出すジャンルなので「40歳の壁」はないのかもしれません。
その点では、ブロガー、アフィリエイターは稼げるようになったら、何歳でも始められるし、何歳までも稼ぎ続けられるのが、大きなメリットかもしれません。
40歳からでも自分作った仕事で収益が可能
竹熊さんも仕事がなくなった44歳からブログを開設しました。そこで自分の書籍を宣伝したり、アフィリエイトによって、生活できる程のお金が稼げました。
ある程度の読者数がいれば、ブログだけで生活するのは可能かもれない、と私は思いました。ネット上で安価にメディアを作り、アフィリエイトや広告を適宜組み合わせるなら「毎日4~5万人の読者がいれば十分に生活できる」という確信を、私は得ました。もちろん中身のあるエントリを毎日更新するのが絶対条件になります。
「フリーランス、40歳の壁」P129
ブログを開設して集客ができれば、ブロガーして収入が得られます。ただし、
中身のあるエントリを毎日更新
という部分が確信では、ありますが・・・
「町のパン屋さん」みたいなブログ
竹熊さんは「町のパン屋さんのような出版社」が、出版業界が今後生き残る方法だとも言っています。
町のパン屋さんとは、事業規模はとても小さいけれど、旦那と奥さんで経営して、徹底的にコストを抑えて、自分たちの手で生み出せるパンが商品がある。コストを抑えて、商品を仕入れて売るのではなく、自分たちが商品を作ることができるのがポイントです。
これを出版業界でも同じことで「町のパン屋さんのような出版社」が生き残る秘訣です。
ブロガー、アフィリエイトも元手がほとんどかからない仕事なので、「町のパン屋さんのようなブログ」という方向性であれば、生き残れると感じました。
小さなミニサイトだけど、必須になる情報を提供するのが、ブロガーとして、生き残っていけるのではないでしょうか。
ネットメディアで投資対象になるのは数百万PVから
竹熊さんは「電脳マヴォ」という無料オンラインコミックマガジンを立ち上げています。1ヶ月に30万PVあり、出資先を探したことがありました。
無料のネットメディアで30万程度の数字は、鼻にも引っかけられません。
「フリーランス、40歳の壁」P248
続けて
PVが最低でも月数百万、できれば1000万はなければ、投資の対象にはならないというのが、インターネットの世界なのです。
「フリーランス、40歳の壁」P248
これは「町のパン屋さん」の規模では関係ない話ですが、事業を大きくしたい場合は、PV数の多さが大切になってくるのではないでしょうか?
プロブロガーのイケダハヤトさんは1ヶ月「300万PV」と言っていますので、
お!直近1ヶ月、300万PV達成してるじゃないか。文句なしに過去最高。やったね。
12月は仮想通貨コンテンツのアクセスが爆発してます。収益も過去最高です。
高知の山奥でもメディアビジネスはできるんですよ〜。まだ東京で消耗してるの? pic.twitter.com/3OIUWSnuLl— イケハヤ@ブログ月商500万 (@IHayato) 2017年12月15日
「町のパン屋のブログ」ではない、自分の表現力だけでメディアで稼ごうと思うプロブロガーなら、月数百万PVを目指す必要があります。
【最後に】フリーランスで悩むなら一読するべし!
ボクは放送作家なので、竹熊さんと似たような境遇です。40歳の壁に、とても同感しています。
ブロガー、アフィリエイターとしてボクは駆け出しなのですが、逆にアフィリエイターとしては「頑張れば稼げることができるのでは?」と、逆に希望を得ることができました。
フリーランスになりたい、現在フリーランスだけと悩んでいる。会社をやめてブロガー、アフィリエイターになろうと思っている方にとって、とても参考になる本です。
放送作家になるための技術やセンスを磨くなら、高いお金を出してスクールに通うより過去に放送されたラジオ「松本人志の放送室」を聴けば無料で勉強できます。
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