ボクは放送作家という仕事柄、雑誌は毎日2~3冊、本も読める時は3日に1冊くらいは読むようにしています。
メディアに関わる仕事は、雑誌には必ず目を通さなければなりません。
下世話な雑誌もたくさんあります。袋とじのグラビア雑誌なんか読んだ日にゃ、仕事も手につきません・・・
おっと、話がそれてしまいました。
放送作家としては、政治、スポーツ、音楽、雑学などどんなジャンルに対しも知識ありすぎて困ることはありません。
ディレクターからの「最近、なんか面白いことない?」という最悪、最恐のセリフにも
知識があれば対処できることができます。
放送作家の仕事をしていて、最近特に
『もっと本を読む量を増やしたいな~』
っと常々考えていたところに、ドンピシャの本『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』に出会ったので、早速読んでみました。
「速読」しなくても本は速く読める
まずはこの本、「速読術」に関する本ではありません。
『日常的に本を楽しむには?』
について書かれた本です。
著書の印南敦史さんは以前は音楽ライターとして活躍されていました。
この業界に入ったのも音楽ライターがキッカケです。
以前、音楽ライターになる方法についての本も書かれていて、業界の裏側が知れてとても面白い本です。読んだ感想を書いているので、こちらもよろしければ。
現在は書評家として活動されていて、「ライフハッカー[日本版]」や「ニューズウィーク日本版」など複数の情報サイトにブックレビュー記事を書いています。
なんと現在では1ヶ月に読む本の数は60冊以上とのこと。
それでも印南敦史さんは「遅読家」だと言っています。
速読を使わずに、それほどの本を読めるコツはなんなの?
本を読むからには、すべてを理解して、自分の知識を蓄えようと思いがちですよね。
印南敦史さんはこんな風に捉えています
結局のところ、「すべてを頭に叩き込むことを前提にした読書」ほど
ムダなものはないのです。出典:『遅読家のための読書術』P33
1行でも1言でも、感動した文章や言葉があれば、本を読んだ価値はあるということです。
そしてフローリーディングという読書法を勧めています。
フローリーディングとは、「その本に書かれた内容が、自分の内部に”流れていく”ことに価値を見出す読書法」です。
出典:『遅読家のための読書術』P44
本を読むからには知識を絶対に得ないと!
と気負うのではなく、音楽を楽しむように、「本」を楽しめばよい。「100%」じゃなくて「1%」でも自分のタメになればそれで良いのです。
核となるフローリーディングの方法については、著書を読んでいただくとして、ボクの中で、タメになった部分を1つあげたいと思います。
毎日同じ時間に本を読むようにする
印南敦史は読書を習慣化するにあたって、毎日・同じ時間帯に読書をすることを進めています。
例えば以下の時間があげられます。
- 朝起きた時の10分間
- 仕事を始める前の10分間
- 夜寝る前の10分間
寝起きにベッドに入ったまま10分間を読書をする「寝起き10分読書」は、ボクも最近は朝方人間になってきたので、この読書法には共感しました。
すぐにやってみたところ、意外とうまくいっています。
【最後に】速読を使わなくても、本はたくさん読める!
速読術を使わない、読書術なので
1日1冊くらいは本が読みたい!
と思っている方にはタメになる本だと思います!
ボクもいくつか読書術のポイントを取り入れて、本をたくさん読みたいと思います。
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